説明
埼玉県産の中力粉・あやひかり
あやひかりは、うどんやまんじゅう、洋菓子など、幅広い用途に対応した中力粉の品種です。2000年に誕生した品種で、病気への耐性が強く、収穫量も多いことから、生産者の見方としても注目されています。
低アミロースの特徴から、うどんにすると、きめが細かく滑らかで、かつモチモチとした食感になる特性があります。また、菓子用としては、シフォンケーキ等にすると”しっとり”、クッキーにすると”サクサク”とした食感に仕上がります。
知られざる小麦処・埼玉県
埼玉県は、県北部を中心に、日本の三大麦作(ばくさく)地帯のひとつに数えられる、全国有数の小麦地帯です。
「朝まんじゅうに、昼うどん」という言葉が農家には伝わっており、埼玉の食文化の中心にはいつも「小麦」があります。
全国に「麦踏み」の技術を伝えた、麦王・権田愛三氏も熊谷市の出身。冬に空っ風が吹く県北地域は、今でも、春~秋は稲、秋~春は小麦を生産する二毛作が盛んです。